うつ病になる前となった後で変わった。うつ病のイメージ。

うつ病になる前と後で変わったこと

うつ病になる前、私は「自分には関係のない病気」だと思っていました。
どこかで「気持ちの問題」や「ストレスに耐えられない人がなるもの」と考えていたのです。しかし、実際にうつ病を経験すると、それがまったくの誤解だったことに気づかされました。

うつ病になる前の私のイメージ

「自分には無関係」だと思っていた

「うつ病なんて自分には関係ない」――そう思っていました。

スポーツを10年以上続け、厳しい練習や理不尽な上下関係に耐え抜いてきました。前職では、年上の部下からの陰湿ないじめや、意図的な仲間外れも経験しましたが、それでも「一時的なダメージ」で済んでいました。嫌なことがあっても、寝ればスッキリする。そうやって乗り越えてきたからこそ、「自分が精神的な病気になるなんてありえない」と思っていたのです。

だから、うつ病のニュースを見ても「大変だな」とは思っても、どこか他人事。自分の人生とは無縁のものとして、深く考えたことはありませんでした。

「気持ちの問題」だと思っていた

正直に言うと、当時の私はうつ病を「甘え」や「怠け」の延長線上にあるものだと思っていました。

「気の持ちようでなんとかなる」「根性で吹き飛ばせる」

そんなふうに考えていて、落ち込みやすい人やストレス耐性が低い人がなるものだと決めつけていました。

「仕事がつらい? でも、みんな頑張ってるじゃないか」 「しんどい? でも、それは気持ちの問題だろう」

そうやって、他人にも、そして何より自分自身にもそう思い込んでいました。

うつ病になった後にわかったこと

「自分には無関係」なんてことはなかった

私はこれまで辛いことも経験しながら、それなりに乗り越えてきました。だから、「自分がうつ病になることはない」と思っていたし、「うつ病」という言葉が頭をよぎることすらありませんでした。

それでも、私はうつ病になった。

世間では「真面目」「責任感が強い」「完璧主義」「几帳面」な人がうつ病になりやすいと言われています。でも、当時の私は「自分はそんなタイプではない」と思っていました。

ただ、今振り返ると、前職での私はがむしゃらに働きながら、

「真面目」に会社を良くしようとしたり

「責任感を強く持って」部下に注意したり

「完璧」にお客様対応をしたり

「几帳面」に店内を隅々まで掃除をしたり

そんなふうに、知らず知らずのうちに自分を追い詰めていたのかもしれません。

「自分には関係ない」と思っている人ほど、気づかないうちに無理をしていることがあります。

うつ病は「気持ちの問題」ではなかった

うつ病になる前は、

「仕事がつらい? でも、みんな頑張ってるじゃないか」 「しんどい? でも、それは気持ちの問題だろう」

そう思っていました。でも、実際になってみると、そんな単純なものではなかったのです。

うつ病はれっきとした病気。風邪やインフルエンザのように、適切な治療が必要になります。気持ちの問題ではないし、気合いで治るものでもありません。むしろ、「気の持ちよう」でなんとかしようとすると、余計に悪化することすらあります。

長引けば長引くほど、暗くて出口の見えないトンネルをさまようような日々が続く。

だからこそ、休養やカウンセリング、薬など、総合的な治療が必要になるのです。「気持ちの問題」と片付けず、うつ病を正しく理解することが大切だと痛感しました。

伝えたいこと

うつ病は、特別な人だけがなる病気ではありません。

誰にでも起こりうるものです。知らず知らずのうちに心や体に負担をかけすぎてしまうことが原因になることもあります。

「自分は大丈夫」と思っている人にこそ、うつ病のリアルを知ってほしい。

そして、自分や大切な人の異変に気づくためにも、うつ病について正しく理解してもらえたらと思います。

 

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