「なんで、あのときあんな選択をしたんだろう」
「もしあのとき、違う道を選んでいたら……」
「この先、ちゃんと生きていけるんだろうか」
そんなふうに、過去を後悔したり、未来を不安に思ったりすること、ありませんか?
私は、うつ病と向き合うなかで、何度もそういう気持ちになりました。
でもあるとき、ふと思ったんです。
「過去も未来も、自分の力ではどうにもできない」って。
今日は、「今を変えること」に焦点を当てて、自分自身の体験を交えながらお話ししたいと思います。
いくら悩んでも「過去」は変わらない
私は、うつ病で仕事を休んだとき、「もっと早く気づけていれば…」と自分を責めました。
無理していた過去の自分を思い出しては、胸が苦しくなりました。
でも、どんなに後悔しても、過去は変わりません。
タイムマシンがあればいいけれど、そんなものはないんですよね。
ただ、こうも思いました。
「過去を変えることはできなくても、過去から学ぶことはできる」と。
あのときの自分がいたから、今の自分がある。
そう思えるようになったことで、少しずつ前を向けるようになりました。
「未来」は考えるだけでは変わらない
うつ病になると、「このまま一生治らないかもしれない」「ちゃんと働けるようになるんだろうか」と、未来のことが不安でたまらなくなることがあります。
でも、どれだけ不安に思っても、未来は“今”の積み重ねでしかありません。
「未来を変えるには、今の自分がどう生きるか」しかないんです。
もちろん、不安がゼロになるわけではありません。
でも、未来を恐れてばかりいたころより、
「今日一日を少しでも穏やかに過ごせたらいいな」と思えるようになってから、
気持ちがずっと楽になりました。
変えられるのは「今、この瞬間」だけ
過去にも未来にも手を出せない私たちが、唯一コントロールできるのが「現在」。
私が今も抗うつ薬を飲みながら、少しずつ生活を立て直しているのは、“今できること”に目を向けるようになったからです。
たとえば――
• 朝起きたら、窓を開けて深呼吸する
• 調子の良い日は、5分だけ散歩に出てみる
• 好きな音楽を流して、気持ちをリセットする
• 頑張った自分を「今日もえらい」と認めてあげる
こうした小さな「今」の選択が、少しずつ自分の土台を作ってくれました。
焦らず、急がず、「今を丁寧に生きる」こと。
それが、私の毎日のテーマです。
まとめ:今を生きることが、未来につながる
• 過去は変えられない。でも、学ぶことはできる
• 未来は不安。でも、今の行動が未来をつくる
• 今この瞬間にできることを、大切にしていく
うつ病と向き合っていると、「どうしてこんな自分になったんだろう」とか、「この先どうなるんだろう」と考えてしまうことがあります。
でも、あなたが本当に向き合うべきなのは、「今ここにいる自分」なんだと思います。
もし今、気持ちが沈んでいるなら――
どうか、自分を責めないであげてください。
そして、「今日はどんなふうに自分をいたわってあげようか」と考えてみてください。
私は今も、抗うつ薬に支えられながら、毎日を少しずつ整えている途中です。
同じように悩んでいるあなたに、少しでもこの文章が届けば嬉しいです。
もしよかったら、あなたの気持ちもシェアしてくださいね。
一緒に、ゆっくり進んでいきましょう。
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