こんにちは。
今日は、私が転職して感じた心と体の変化について書きたいと思います。
結論から言うと、転職をしてから体調が劇的に改善しました。
「そんなに違うものなの?」と自分でも驚くほど、毎日の心の軽さがまるで別人のようです。
主治医の笑顔が、何よりうれしかった
うつ病で休職していた頃、通院するたびに主治医からは「焦らず、自分のペースでね」と言われていました。その言葉に支えられながらも、「本当に良くなる日は来るのかな」と思っていたのが正直なところです。
そして今、転職をして新しい職場で働くようになって数日。
診察のとき、主治医がにっこりと笑ってこう言ってくれました。
「顔つきが全然違うね。すごく良くなってるよ。」
その言葉が本当に嬉しかった。
「自分、少しずつでも前に進めてるんだな」と実感できた瞬間でした。
家庭に注げる愛情が増えた
もうひとつ、転職して大きく変わったのは家庭との時間の質です。
以前の職場では、常にストレスやプレッシャーを抱えていて、家に帰っても心ここにあらず。
子どもの声が聞こえても、笑顔を返す余裕すらない日もありました。
でも今は違います。
家に帰ると、自然と家族の顔を見てホッとできる。
妻と他愛のない会話をしたり、子どもの小さな成長に心から感動できたり。
「家庭にもっと愛情を注げているな」と感じます。
心の余裕が生まれると、家族との関係まで変わる。
それは、“仕事を変える”という決断をしたからこそ得られた変化だと思います。
ストレス源を思い出さなくなった
うつ病の原因は人によってさまざまですが、私の場合、以前の職場環境が大きく影響していました。
理不尽な対応、過重な業務、そして常に人間関係に気を張る日々。
頭では「もう終わったこと」と分かっていても、当時のことを思い出すだけで胸が苦しくなることがありました。
でも、転職してからは驚くほど“思い出さなくなった”んです。
仕事に集中しているとき、休憩中、帰宅途中…ふとした瞬間に、あの頃の嫌な記憶がよみがえらない。
これは、私にとって本当に大きな変化でした。
ストレス源から物理的にも心理的にも距離を取ること。
それは「逃げる」ことではなく、「自分を守る」ための選択なんだと、今は胸を張って言えます。
環境が変わっても、もう動じない自分がいる
転職してからの私は、まるで新しい自分を再発見しているような感覚です。
新しい環境、新しい人間関係、新しい仕事の進め方。
もちろん最初は不安もありました。
でも、少しずつ慣れていく中で、「昔の自分」を思い出す瞬間が増えていきました。
それは、
「どんな環境でもやっていける」という自信、
「少しの変化にも柔軟に対応できる」という感覚。
以前の私は、環境の変化にすぐ心が乱されていました。
でも今は違います。
たとえ忙しい日が続いても、心の中にある軸がブレない。
「もう大丈夫」と、どこかで自分を信じられるようになっています。
無理をしない努力を、これからも
もちろん、うつ病が完全に消えたわけではありません。
今でも、ふとした瞬間に疲れを感じたり、気持ちが落ち込んだりすることもあります。
でも、以前のように「それを否定しなくなった」ことが大きな変化です。
落ち込んだ日があってもいい。
休みたい日があってもいい。
それでも、また次の日に少しずつ立ち上がればいい。
「懸命に働く」と言っても、今の私は“自分を犠牲にして頑張る”のではなく、
“自分を大切にしながら前に進む”という意味で働いています。
最後に
転職をして、ようやく心から「生きやすい」と思える毎日を過ごせるようになりました。
主治医の笑顔、家族の笑顔、自分自身の笑顔。
そのどれもが、以前の私には想像できなかった景色です。
もし今、「職場がつらい」「環境を変えるのが怖い」と感じている方がいたら、伝えたいことがあります。
環境を変えることは逃げではなく、希望に向かう勇気です。
無理をせず、自分の心の声を少しずつ取り戻していけたら、きっと道は開けます。
私もまだ途中ですが、これからも自分を大切にしながら歩んでいきます。
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