うつ病の私が「本当に効果があった」と感じたことベスト3

うつ病

こんにちは。
今日は、私がうつ病と向き合うなかで「これは本当に効果があった」と感じたことを、ランキング形式でご紹介したいと思います。

うつ病のつらさって、他の人からはなかなか見えにくいものですよね。
見た目には普通に見えてしまうけど、心の中では毎日必死で戦っている。
そんな日々のなかで、私が少しずつ回復に向かうきっかけになったことがあります。

もちろん、回復には個人差がありますし、これをすれば必ずよくなるというものではありません。
でも、もし今、布団の中から動けなかったり、「もう何をしてもムダかも」と感じている方がいたら、
このブログが小さなヒントやきっかけになればうれしいです。

【第1位】とにかく「寝る」こと

私にとって、最も効果があったのは「とにかく寝ること」でした。
眠ることに罪悪感を覚える人も多いかもしれません。実際、私もそうでした。

「また昼まで寝ちゃった…」
「何もしていない自分が情けない…」

そんなふうに自分を責める日も多かったです。
でも、あるとき主治医から言われたんです。

「脳がずっとフル回転で疲れ果ててるんです。まずは“強制シャットダウン”させてあげましょう」

その言葉にハッとしました。
私は、眠っているのではなく、“回復のための休息”をしているんだと。
そこからは、開き直って思いきり眠ることを「治療の一部」だと思って過ごすようになりました。

不思議なことに、よく眠った翌日には、心のノイズが少しだけ減っていたり、
「ちょっと散歩してみようかな」と思えるようになったり。
まずは体を休めることが、心の回復につながると実感しました。

【第2位】仕事を「休む」こと

次に効果を感じたのは、思いきって仕事を休んだことです。
これはとても大きな決断でした。
「迷惑をかけたらどうしよう」「戻れなかったらどうしよう」
そんな不安でいっぱいでした。

でも、続けていたら壊れていたと思います。
私にとって、「仕事を休む=自分を守ること」でした。

うつ病になると、頭では「休まないと」とわかっていても、
「働かなきゃ」「休むのは甘え」と無意識に思ってしまうことがあります。

でも、病気に“頑張る”は禁物です。
がんばればがんばるほど、心はどんどんすり減っていく。

私は休職してはじめて、「こんなに何も考えずに過ごす日が必要だったんだ」と感じました。
焦る気持ちもありましたが、「自分を大切にすること」を学び直す時間になったと思います。

【第3位】外に出て「散歩」すること

そしてもう一つ、少し元気が出てきた頃に試してよかったのが「散歩」です。
最初は玄関を出るだけでもドキドキしました。
でも、家の外に出て風を感じるだけで、なんとなく「生きてる」と感じることができたんです。

少しずつ距離を伸ばして、
「今日は5分だけ歩いてみよう」
「次は近くの公園まで行ってみよう」
といった感じで、無理せず取り組んでいきました。

太陽の光を浴びることは、セロトニンという“幸せホルモン”の分泌を助けるとも言われています。
汗をかくほどの運動ではなくても、軽い運動で自律神経のバランスが整うとも。

散歩の時間が、「自分の心と体の声を聴く大切な時間」になったと思っています。

番外編:小さなことでも「効果あり」と感じた習慣たち

上のベスト3以外にも、「これは意外と効いたな」と思えたことがいくつかあります。

・シャワーを浴びる

気分が沈んで何もしたくない日でも、シャワーを浴びると少しだけスッキリします。
「今の自分をリセットする」ような感覚になれるのでおすすめです。

・深く考えすぎない

うつ状態のときは、なぜかネガティブなことを延々と考えてしまいます。
そんな時は、「一旦この思考は置いとこう」と意識的に考えないようにするだけでも、心が少し軽くなります。

・リフレッシュできる小さな習慣

お気に入りの音楽を流す、アロマを焚く、ぼーっと空を見る——
ほんの数分でも、自分が心地よく感じる時間をつくると、不思議と落ち着きます。

最後に:無理せず、自分をいたわりながら

うつ病の治療には時間がかかります。
薬も必要だし、生活習慣も関わってきます。
それでも、「自分に合った回復のかたち」を見つけていくことが、何よりも大事だと私は思います。

もし今、何もできない日が続いていても、それは「止まっている」のではなく、「回復のために立ち止まっている」だけ。
それもまた、前に進む一歩です。

一つでも、「これやってみようかな」と思えることがあれば、
それだけで今日のあなたは、きっと前を向けています。

どうか、無理をせず。
どうか、自分を責めず。
どうか、自分のことを少しずつ大切にしてあげてください。

あなたのペースで、ゆっくりと歩いていきましょう。

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