昔、自分が夢中になっていたもの、あなたにもありますか?
私にとって、それはサーフィンでした。
朝早く海に向かって車を走らせ、冷たい海に飛び込む瞬間の緊張とワクワク。
波を待ちながらボードの上でただ揺れる時間も、今思えばとても贅沢でした。
でも、いつの間にか、海に足が向かなくなっていました。
「好きだったのに」——それでも動けない日々
うつ病と向き合うようになってから、サーフィンのことを考えることさえ、しんどくなりました。
「またやりたい」と思っても、体が動かない。
準備する気力もないし、移動するのも億劫で、心のどこかで「今の自分じゃ無理だ」と決めつけていたんです。
でも、最近ふと、YouTubeでサーフィン動画を見てみたんです。
プロのライディングじゃなくて、普通の人が海で楽しんでる動画。
なんとなく、懐かしいような、少し羨ましいような気持ちになって。
「またやってみたいな」って、ほんの少しだけ思いました。
小さな一歩でも、前を向けた証拠
それからというもの、クローゼットに眠っていた自分のサーフボードを見てみたり、昔の写真を引っ張り出してみたり。
それだけで、ちょっと心が動くんです。
まだ海には行けていません。でも、それでいいと思っています。
「また始めたい」と思えたこと自体が、少しだけ前を向けた証拠だから。
無理に戻らなくていい。でも、戻りたい気持ちは大切にしたい
今は、海に行く気力がない日もあります。
でも、「昔の自分が好きだったもの」にまた心が動いたというのは、回復への大切なサインだと私は思っています。
無理に「やらなきゃ」と自分を追い詰めなくてもいい。
ただ、「やってみたいな」「またできるかもな」と思える瞬間を、大事にしてあげたい。
そして、少しずつ、自分のペースで進めばいい。
まとめ:もう一度、波に乗れる日まで
・「またやりたい」と思えた気持ちは、自分の中にある“希望”
・今すぐ行動できなくても、動画を見る・道具に触れるだけで前向きな一歩
・無理をしない。でも、好きだったことを思い出すのは、回復の力になる
また波に乗れる日が、きっと来る。
その日まで、少しずつ自分の気持ちと向き合っていこうと思います。
今、同じように「好きだったことに戻りたい」と思っているあなたへ。
一緒に少しずつ、自分を取り戻していきませんか?
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