こんにちは。
今日は、私が今の仕事――労務の仕事を選んだ理由についてお話しします。
元々、私はまったくの未経験からこの世界に入りました。
ですが、今では「やっぱりこの道を選んでよかった」と心から思っています。
そのきっかけは、前職で強く感じた“人がすべて”という実感でした。
「人こそが会社の土台だ」と痛感した前職時代
前職では、毎日売上や人間関係に悩む日々を送っていました。
そんな中で感じたのは――
「会社は人がいてこそ。人が安心して働ける環境がなければ、会社は続かない」ということ。
でも上司である社長は、
「とにかく売上がすべて」
「人のことは現場で何とかして」
そんな空気が強く、現場の声が経営に届くことはあまりありませんでした。
私はなんとか間に立って橋渡しをしようと努力しましたが、
経営側には響かず、現場からは「どうせ変わらない」と冷めた目で見られる日々。
「現場のことも経営のことも分かるのに、どちらにも届かない」
そんな板挟みの中で、もどかしさばかりが積もっていきました。
そのとき心に強く浮かんだのが、
「人を大事にしない会社は、どんなに数字が良くても続かない」という思いです。
人を支える仕事がしたい。未経験から労務へ挑戦
そんな経験から、私の中にひとつの問いが生まれました。
「売上だけじゃなく、従業員が安心して働ける会社って、どうすれば作れるんだろう?」
売上はもちろん大事です。
でも、人が辞めては補充の繰り返しでは、会社も人も疲れてしまいます。
「売上も立てつつ、安心して働ける会社を作りたい」
そのためには、人と職場の関係を制度から支える「労務」の仕事こそ必要だと感じたんです。
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働く人の仕組みを整える
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制度で職場を良くしていく
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経営と現場の橋渡しを制度で実現する
それこそ、前職で感じた葛藤の“答え”だと思いました。
とはいえ、私は完全な未経験。
パソコンの電源を入れるのも怖かったし、
「Ctrlキーって何?」「右クリックっていつ使うの?」そんなレベルでした。
それでも、「現場で感じた問題に、ちゃんと向き合いたい」――
その気持ちだけは、誰にも負けない自信がありました。
その想いが、不思議と自分を前に進ませてくれたんです。
ゼロからのスタートでも、人を大切にする気持ちは忘れずに
現在、私は社労士法人で働きながら、企業の「人」に関わる仕事をしています。
かつて板挟みに苦しんでいた自分が、今では少しずつ“支える側”に立つことができている。
それを日々実感しています。
もちろん、まだまだ分からないこともたくさんあります。
理想通りにいかないことも少なくありません。
ですが、強く言えることがひとつあります。
「会社は人で成り立っている。人を大事にしない会社は、長く続かない」
売上を上げることと、人を大切にすること。
その両立こそが、これからの時代にはますます求められていくはずです。
同じ悩みを抱えているあなたへ
もしあなたが今、
「現場の理不尽に疲れている」
「人を大事にするってどういうことか分からない」
そう悩んでいるなら、少し立ち止まってみてください。
現場を知っているあなたにこそ、“支える側”に回る選択肢があります。
未経験でも、想いがあれば一歩は踏み出せます。
私自身がそのひとりでした。
だからこそ、もし迷っている方がいたら、少しでも参考になれば嬉しいです。
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