私は最近、休職期間を経て復職しました。
休職期間の過ごし方って、本当に人それぞれだと思います。とにかく何もしないで休む人もいれば、ひたすら寝る人もいる。少し元気が出てきたら、散歩をしたり、家事をしたり、軽い運動を始めたりする人もいると思います。
私自身も、その時の心の状態によって過ごし方は変えていました。動ける日は少し動く。無理な日は何もしない。横になるしかない日は、ただ横になる。
今振り返っても、それでよかったのだと思っています。
今回書きたいのは、私が休職期間にやってよかったと思っていることです。
それは、自分の人生を一度見直してみることでした。
復職がゴールではないと思った
休職中、私が考えていたことの一つに、「復職そのものをゴールにしない」というものがありました。
もちろん、復職できることは大きな一歩です。休職している時は、「ちゃんと戻れるのかな」「また働けるのかな」「前みたいに生活できるのかな」と不安になることもあります。
だから、復職できたこと自体は、素直に良かったと思っています。
ただ、私はこれまで何度か休職と復職を経験してきました。その経験があるからこそ、復職して終わりではないと感じていました。
むしろ大事なのは、復職した後の日々をどう過ごしていくかです。
また無理をしすぎないようにするにはどうしたらいいのか。自分に合った生活のリズムをどう作っていくのか。調子を崩しそうな時に、どう気づけるようにするのか。
そこを考えないまま復職してしまうと、また同じように苦しくなる可能性があると思いました。
そこで、休職期間中に自分のこれまでの人生を振り返ってみることにしました。自分はどんな時に元気だったのか。どんな生活をしていた時に調子が良かったのか。逆に、どんな時に無理をしていたのか。
そんなことを少しずつ整理していくと、自分にとって大事なヒントが見えてきました。
私の人生には、運動がずっとあった
一つ目のヒントは、運動でした。
私は小学二年生から毎週のように野球をしていました。高校を卒業してからは、サーフィンに没頭していました。思い返してみると、私の人生にはいつも身体を動かすことがありました。
別に「健康のために運動しよう」と強く意識していたわけではありません。ただ、野球をする。サーフィンをする。身体を動かす。それが自然と生活の中にありました。
たぶん、私の身体も心も、そういうリズムを覚えていたのだと思います。
だから、うつ病になってから身体を動かす機会が減ったことは、私が思っていた以上に大きかったのかもしれません。
もちろん、調子が悪い時に無理をして運動する必要はありません。むしろ、無理をすると逆効果になることもあります。
だから今は、本当に簡単なことから始めています。
肩甲骨を回す。
足上げをする。
まずはそのくらいです。
運動というより、身体を少し動かすという感覚に近いかもしれません。でも、それだけでも「今日は少し身体を動かせた」と思えます。
この小さな積み重ねが、今の自分には大事なのだと思っています。昔のようにいきなり大きく動くのではなく、今の自分にできる範囲で、少しずつ身体を起こしていく。
そんな感覚です。
私には朝型の生活が合っていた
二つ目のヒントは、生活リズムでした。
これも人生を振り返ってみて気づいたことですが、私は昔から朝型の生活が合っていたようです。
運動をしていたこともありますし、心の状態が良かった時期の仕事も、朝六時から八時くらいに勤務を始めることが多くありました。朝早く動き出して、夕方以降に少し余裕を持つ。
このリズムが、私には合っていたのだと思います。
そこで復職後は、朝の流れを少し意識するようにしました。
娘二人を保育園に送る。
洗濯物を干す。
そのまますぐ出社する。
朝七時半から八時くらいまでに出社することを目標にしています。
今の会社はフレックス制度があるので、朝早く出社できれば、その分帰る時間も早められます。夕方の時間に少し余裕ができると、家族との時間も取りやすくなりますし、自分の心にも少しだけ余白ができます。
この「朝を整える」という感覚が、今の私にはかなり合っている気がしています。
朝から完璧に動くというより、朝の流れをなるべくシンプルにする。そうすることで、一日の始まりが少し軽くなります。
昔の自分を少しずつ取り戻す感覚
最近、このルーティンが少しずつ習慣になってきました。
もちろん、毎日完璧にできているわけではありません。体調が悪い日もあります。思うように動けない日もあります。朝から気持ちが重い日もあります。
それでも、昔の自分が自然にやっていた生活リズムを、少しずつ取り戻している感覚があります。
たとえば、身体を動かすこと。朝から動くこと。早めに仕事を始めること。夕方に少し余白を残すこと。
こうやって書くと、すごく普通のことかもしれません。でも、私にとっては大事なことでした。
昔のようにバイタリティーがあった自分に、少しずつ近づいているような気がしています。それが、小さな自信にもつながっています。
ただ、「また前みたいに頑張らなきゃ」という感覚ではありません。
自分に合っていたリズムを、今の自分のペースで取り戻していく。
この感覚に近いです。
この違いは、自分の中ではかなり大きいです。
休職期間に人生を見直す意味
休職期間は、まず休むことが大切です。
無理に何かをしようとしなくていい。動けない時は、動けなくていい。何もできない日があってもいい。私も、そういう日は何度もありました。
ただ、少しだけ余裕が出てきた時に、自分の人生を振り返ってみることには意味があると感じています。
たとえば、こんなことを考えてみるだけでもいいと思います。
- 自分はどんな時に元気だったのか
- どんな生活をしていた時に調子が良かったのか
- 何をしている時に、自分らしくいられたのか
- 逆に、どんな時に無理をしていたのか
こういうことを思い出すと、復職後の生活を考えるヒントになることがあります。
私の場合は、それが「運動」と「朝型の生活」でした。
人によっては、読書かもしれません。人と話すことかもしれません。料理かもしれません。自然の中にいることかもしれません。
大事なのは、誰かの正解をそのまま真似することではないと思います。
自分の人生の中にあったヒントを見つけること。そして、それを今の自分に合う形で、少しずつ生活に戻していくこと。
それが、復職後の生活を整える一つの方法なのかもしれません。
おわりに
休職期間の過ごし方に、絶対の正解はありません。
ただ、私にとって休職期間は、ただ休むだけの時間ではなく、自分の人生を見直す時間でもありました。
復職はゴールではありません。むしろ、復職してからの日々をどう過ごすかが、本当のスタートなのだと思います。
自分が元気だった時、どんな生活をしていたのか。どんな時に自分らしくいられたのか。何をしている時に、心が少し軽かったのか。
そこに、これからの生活を整えるヒントがあるかもしれません。
私もまだ試行錯誤の途中です。でも、昔の自分が大事にしていたリズムを少しずつ取り戻すことで、今の生活にも少しずつ自信が戻ってきています。
焦らず、一歩ずつ。
復職後の生活も、自分に合った形で整えていけたらいいなと思っています。

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