こんにちは、nobuです。
気分が沈んでいるときや、毎日がつらいと感じているとき、「自分が弱いからだ」と責めてしまうことがあります。
私も以前は、つらくても頑張り続ければ、いつか乗り越えられると思っていました。
けれど、ストレスを感じる環境の中に居続けながら、自分の気持ちだけを立て直そうとしても、なかなかうまくいかないことがあります。
私の場合は、仕事や人間関係からいったん距離を置いたことで、初めて自分がどれほど無理をしていたのかに気づきました。
この記事では、すぐに仕事を辞めるという話ではなく、心を守るためにストレスの原因から少し距離を置く方法について、私自身の経験を交えながら書いていきます。
頑張り続けることだけが正解ではなかった
心と体の調子を崩し始めた頃の私は、「もっと頑張れば乗り越えられる」「仕事を休んではいけない」と考えていました。
つらいと感じるのは、自分の我慢が足りないからだと思っていたのです。
そのため、何か嫌なことがあっても気にしないようにしたり、できるだけ前向きに考えたりしながら、普段どおり働こうとしていました。
しかし、気持ちを切り替えようとしても、ストレスを感じる状況そのものは変わりません。
むしろ、つらさを無視して頑張り続けたことで、自分が限界に近づいていることにも気づきにくくなっていました。
頑張ることよりも、いったん離れることが必要なときもあります。
今振り返ると、あの頃の私に必要だったのは、さらに努力することではなく、自分が安心して休める時間と場所だったのだと思います。
距離を置くことは、仕事を辞めることだけではない
「ストレスの原因から離れる」と聞くと、仕事を辞めたり、人間関係を完全に断ったりすることを想像するかもしれません。
もちろん、環境そのものを変える必要がある場合もあります。
ただ、すぐに大きな決断をしなくても、今の生活の中で少し距離を取れることがあります。
- 有給休暇を使って、仕事から離れる日をつくる
- 休憩時間は一人で落ち着ける場所へ移動する
- 業務上必要のない連絡には、すぐ反応しない
- 苦手な人と二人きりになる場面を減らす
- SNSやニュースを見る時間を短くする
- 家族や信頼できる人に、今の状況を話す
すべてを一度に変える必要はありません。
「これなら少し負担を減らせそう」と思えることを、一つ選ぶだけでもよいと思います。
まずは、体をストレスから離す
私の場合、仕事から物理的に離れたことで、ようやく気持ちを落ち着けられる時間ができました。
働いている間は、職場にいない時間も仕事のことを考えていました。明日の予定や人間関係、失敗したことなどが頭から離れず、家に帰っても緊張が続いていたのだと思います。
休みを取ったからといって、すぐに気持ちが楽になったわけではありません。
それでも、決まった時間に職場へ行き、同じ人たちと顔を合わせ続ける状態から離れたことで、少しずつ自分の疲れに気づけるようになりました。
職場に行くこと自体が大きな負担になっている場合は、有給休暇や休職について、上司や人事、主治医などに相談することも選択肢の一つです。
休むことは、仕事を投げ出すことではありません。
これからも働き続けるために、いったん心と体を守る時間をつくることです。
人との関わり方を少し変えてみる
ストレスの原因が人間関係にある場合、相手との関係をすぐに断つことは難しいかもしれません。
職場では、苦手な人とも連絡を取らなければならないことがあります。
そのような場合でも、必要以上に相手と関わらない方法は考えられます。
- 口頭ではなく、メールやチャットでやり取りする
- 一人で対応せず、別の人にも同席してもらう
- 業務に必要な内容だけを簡潔に伝える
- 感情的な連絡には、すぐ返信せず少し時間を置く
- 言われたことや起きた出来事を記録しておく
相手を変えようとすると、自分の力だけではどうにもならず、さらに疲れてしまうことがあります。
それよりも、自分がどこまで関わるかを決める方が、現実的な場合もあります。
距離を取ることは、相手を嫌ったり、否定したりすることではありません。
自分が落ち着いて過ごすために、関わり方を調整することです。
情報から離れることも、自分を守る方法
仕事や人間関係から離れていても、スマートフォンを見るたびに仕事の連絡や不安になる情報が入ってくると、気持ちはなかなか休まりません。
私も、心が疲れているときほど、気になることを何度も調べたり、周囲の状況を確認したりすることがありました。
けれど、情報を集めるほど安心するとは限りません。
かえって不安が増え、頭の中から悩みが離れなくなることもありました。
そのようなときは、次のような方法も考えられます。
- 仕事の通知を一時的に切る
- メールを確認する時間を決める
- SNSを開かない時間帯をつくる
- 不安になるアカウントの表示を減らす
- 寝る前は仕事に関する情報を見ない
情報を完全に遮断しなくても構いません。
自分から情報を見に行く回数を少し減らすだけでも、心に余白が生まれることがあります。
離れてみて、初めて分かったこと
私は無理をして働いていた頃、自分が弱いからつらいのだと思い込んでいました。
周りの人が働けているのだから、自分も耐えなければいけない。うまく対応できない自分に問題がある。そんなふうに考えていました。
けれど、休職して職場から離れたあと、少しずつ見え方が変わりました。
自分が弱かったというよりも、心と体が消耗する環境の中で、長い間無理を続けていたのではないか。
そう考えられるようになったのです。
環境の中にいるときは、その状況が当たり前になり、自分がどれほど苦しんでいるのか分からなくなることがあります。
いったん離れることで、初めて「本当はつらかった」「かなり無理をしていた」と気づくこともあります。
距離を置けないときは、一人で抱え込まない
仕事や家庭の事情によっては、すぐに休んだり、ストレスの原因から離れたりできないこともあります。
「離れた方がいい」と分かっていても、生活や収入のことを考えると、簡単には動けない場合もあるでしょう。
そのようなときに、自分だけで大きな結論を出す必要はありません。
家族や信頼できる人のほか、職場の上司、人事・労務担当者、産業医、医療機関などへ相談する方法があります。
相談したからといって、すぐに休職や退職を決める必要はありません。
今どのようなことに困っているのかを話し、使える制度や負担を減らす方法を一緒に考えてもらうだけでも構いません。
働く人の心の悩みや仕事、人間関係については、厚生労働省の「こころの耳」でも相談窓口が案内されています。
気分の落ち込みや不眠、食欲の変化、強い不安などが続いている場合や、日常生活に大きな支障が出ている場合は、無理をせず医療機関へ相談してください。
休職した直後は、回復を優先していい
すでに休職している方は、「休んでいる間に何かしなければ」と焦ることがあるかもしれません。
私も、仕事から離れたあとすぐに気持ちを切り替えられたわけではありませんでした。
これからの仕事や復職のことを考え、休んでいる自分を責めることもありました。
ただ、休職した直後から先のことをすべて決める必要はありません。
まずは仕事との距離を保ち、心と体を休めることを優先してよいと思います。
休職直後から復職を考えるまでの過ごし方については、こちらの記事にまとめています。
距離を置くことは、逃げることではない
ストレスの原因から距離を置くと、「逃げてしまった」と感じることがあります。
私も、休むことや環境を変えることに、後ろめたさを感じていました。
けれど、自分が壊れてしまうまで耐えることだけが、責任のある行動ではありません。
少し離れて、自分の状態を確かめる。誰かに相談する。今の負担を減らせないか考える。
それも、自分の生活やこれからの働き方を守るための行動です。
距離を置くことは、すべてを諦めることではありません。
落ち着いて次のことを考えられるようになるまで、自分を守る場所へ移動することです。
最後に
心がつらいとき、無理に前向きになろうとしなくて大丈夫です。
今の環境が苦しいなら、まずは「自分が弱いからだ」と決めつけず、何が負担になっているのかを考えてみてください。
そして、その原因から少しだけ距離を取る方法がないか、自分に問いかけてみてください。
一日休む。連絡を見る時間を減らす。苦手な人との関わり方を変える。誰かに今の気持ちを話す。
できることは、小さなことで構いません。
私の場合は、職場から離れたことで、ようやく自分が無理をしていたことに気づけました。
すぐに答えを出す必要はありません。
今の自分が少しでも安心できる時間と場所をつくることから、始めてみてください。

