はじめに
はじめまして。「磨くヒト」を運営しているnobuです。
沖縄に移住後、飲食店の立ち上げから店舗運営、事業が成長し法人化するまで、現場と経営の両方に携わってきました。現在は、社会保険・労働保険・給与・勤怠などの労務実務を中心に、労務コンサルティングにも微力ながら携わっています。
その一方で、うつ病、PTSD、パニック障害を経験し、働けなくなった時期や休職・復職も経験してきました。
なかなか面白い人生だな、と思っていますが。
このページでは、そんな私がなぜ「磨くヒト」を書いているのか。そして、なぜ今、飲食店の労務について発信をしているのか、をお伝えいたします。
簡単に、私について
- 飲食店の立ち上げから店舗運営、法人化までを経験
- 採用、教育、シフト、売上管理など店舗運営全般に携わる
- 現在は手続きや給与計算、労務コンサルティングなどの労務実務に従事
- うつ病、PTSD、パニック障害となり、休職、復職、短時間勤務などを経験
- 飲食店の労務を中心に、心や働き方についてブログで発信
飲食業に、本気で向き合った時間
これまでの人生で大きな挑戦の一つが、飲食業の会社立ち上げに関わったことです。
身近な人が始める事業を成功させたい。その思いから立ち上げに入り、店舗運営、従業員の採用や教育、シフト調整、売上管理など、店を回すために必要なさまざまな仕事を担いました。
当時の私は、ただ仕事をしていたわけではなく、この事業を何としても成功させたい。とにかく、そんな気持ちで、自分にできることを出し惜しみせず仕事に向き合っていました。
事業は少しずつ成長し、行列のできる店になり、法人化まで経験しました。もちろん私一人の力ではなく、お客様や一緒に働いた従業員、周囲の支えがあってこそだと今でも思っています。
そして、本気で仕事に向き合ったことの結果が会社を成功へと導いたのではないかな、と過去を振り返っています。
頑張ることと、我慢することは違った
やりがいがある一方で、仕事上の人間関係や大きな負担に苦しむ時期もありました。
身近な人から強い言葉で責められたり、他の従業員がいる前で侮辱されたりすることもありました。
それでも当時は、
「身内の事業だから途中で投げ出してはいけない」
「自分が我慢すればいい」
そう考えていました。
もっと頑張れば認めてもらえる。結果を出せば何かが変わる。
そう思って、自分の心や身体より仕事を優先し続けました。
今振り返ると、ここははっきり書いておきたいことがあります。
身内だからといって、相手を傷つける言動が許されるわけではありません。
誰かのために頑張ることと、自分を傷つけられながら耐え続けることは別です。
当時の私は、その境目が分からなくなっていました。
そして最終的に、私はその会社を離れました。
会社を離れてから気づいたこと
会社を辞めれば、それまでの出来事も少しずつ過去になると思っていました。
でも、そんなことは全くなく。
自分が事業に注いできた時間や努力が、思っていたようには受け止められていなかったことを知り、大きな喪失感、何か自分の体からスッと抜けていく感覚に襲われました。
「あれほど頑張ったのに」
さらに、つらかったのは、仕事を失ったことだけではありません。
信じていた関係や、人生をかけるような気持ちで過ごした時間の意味まで分からなくなってしまったことが、何より苦しかったです。
労務を学んで、過去の見え方が変わった
会社を離れたあと、以前より興味があった労務に関わる仕事を始めました。
現在は、社会保険や労働保険の手続き、給与、勤怠などの労務実務を中心に、労務コンサルティングにも少し携わっています。
働く時間をきちんと管理すること。安心して相談できる環境をつくること。困ったときに、誰か一人の我慢だけで解決しようとしないこと。
労務について学び、実務に携わる中で、以前の自分の働き方を違う角度から見るようになりました。
以前の私は「自分が耐えればいい」と思っていました。
でも、我慢することが当たり前だったわけではありません。
もっと早く自分を守ってもよかった。つらいと声を上げてもよかった。
労務を学んだことで、少しずつそう考えられるようになりました。
そして、この経験は今、飲食店の労務について考えるときにもつながっています。
うつ病、PTSD、パニック障害を経験して
その後、私はうつ病、PTSD、パニック障害と診断されました。
飲食業時代の職場での経験や、会社を離れたあとの喪失感なども、心身の調子を崩していく中で大きな出来事が大きく関与しているとの事。
以前なら普通にできていたことができなくなる。外へ出ることが怖くなる。働けない自分を責める。とにかく責めまくる
休職すれば楽になると思っていましたが、実際はそう単純でもありませんでした。
少し調子が良くなると「何かしなければ」と焦り、動けなければまた自分を責める。
なかなか騒がしく厄介でかと思えば、凪いでる海のように穏やか。うん、難しい。
回復は大きな波を描くようで。それでも、そのときの自分にできることを探しながら、少しずつ前に進んできました。
飲食業、労務、そして当事者として
今の私には、大きく3つの経験があります。
- 飲食店の立ち上げや店舗運営
- 労務の仕事を通した、働く人と会社の課題解決
- 精神疾患によって働けなくなった当事者
この3つが、今の「磨くヒト」の土台です。
飲食店で働いていると、目の前の営業を回しとにかく利益、売上、となりがちです。もちろん、事業を続けていくうえでとても大切なことですがその陰で、
人が足りなければ誰かが埋める。忙しければ休憩が後回しになる。経験のある人に仕事が集まる。
問題が山積みでした。
だからこそ、労務を学んでいる身として、制度を説明するだけではなく、
「じゃあ、実際の店ではどうすればいいのか」
まで考えたいと思っています。
私が大切にしたいこと
このブログで大切にしている考え方は、とてもシンプルです。
ヒトを大事にすること。
働く人には、その人の生活があります。
家族がいて、仕事以外の人生があり、それぞれのストーリーを持っています。
だから、誰かの頑張りや我慢だけに頼って店を回し続けるのではなく、できるだけ無理なく働ける仕組みをつくる。
そのうえで、お店や会社も続いていける方法をバランスよく考えていく。
私は、そんな労務支援を考えていきたいと思っています。
精神疾患について書くときも、働き方について書くときも、飲食店の労務について書くときも、この考え方は変わりません。
「磨くヒト」という名前に込めた思い
「磨くヒト」という名前には、立派な人になるとか、特別な能力を身につけるという意味を込めているわけではありません。
私自身、誰かに人生の正解を教えられるような高尚な人間ではないです。
今でも迷いますし、落ち込むこともあります。たまに「さあ、本気を出すか」と思いながら、そのまま何もしない日もあります。
それでも、自分の心や働き方、これからの人生を、その都度見直すことはできます。
失敗したことも、立ち止まった時間も、これからの自分をつくる材料にしていく。
そんな意味を込めて、「磨くヒト」という名前にしました。
このブログで発信していること
🍴 飲食業を、人から考える。
飲食業での現場・経営経験と現在の労務の仕事をもとに、残業代、労働時間、雇用、従業員対応、労災、職場づくりなどを取り上げています。
法律や制度を説明するだけではなく、飲食店の現場でどう使うのかまで、できるだけ分かりやすく伝えていきます。
🌿 心を磨く
うつ病やパニック障害、療養中の過ごし方など、自分自身の経験を中心に書いています。
💼 働くを磨く
休職・復職、自分に合った働き方、働く人が知っておきたい制度などについてまとめています。
🌱 人生を磨く
家族、暮らし、挑戦など、心や仕事だけでは収まらない人生のことを書いています。
このブログで届けたいこと
今の「磨くヒト」は、飲食店の労務を大きな軸にしています。
私自身が飲食店の現場にいたからこそ分かること。労務の仕事を始めたからこそ見えるようになったこと。
その両方を使って、
「これ、うちの店は大丈夫かな?」
「スタッフにどう対応すればいい?」
「何から整えればいい?」
そんなときに思い出してもらえる場所にしていきたいと思っています。
そして、心や働き方に悩んでいる人にとっても、これまでの記事が誰かの役に立てばうれしいです。
心の本当に奥底から、飲食業を、人を、応援したいと思っているので。
最後に
私は、つらい経験をかっこよく乗り越えた人ではないですし、今も這いずり回りながらもがきながら日々を過ごしています。
でも、過去に受けたことを「自分が弱かったから」で終わらせるつもりもありません。
傷つけられていい人はいない。
誰か一人が我慢し続けなければ成り立たない職場を、当たり前にしてはいけない。
自分自身の経験と、飲食業、労務の仕事。
全部をこれからに活かしていきたいと思っています。
働く人を大事にすることが、お店を大事にすることにもつながる。
そんな飲食業を、「磨くヒト」から考えていきます。
これからも、よろしくお願いします!
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