【店長のしくじり話 #03】従業員を注意したあと、気まずくなって気づいたこと

働き方

こんにちは、nobuです。

店長をしていると、従業員に注意しなければならない場面があります。私も店長時代、何度も注意や指導をしてきましたが、正直な話これが結構苦手でした。

注意した瞬間、相手の顔が変わる。それを見ると、「あー、嫌だな」と私の方が気にしてしまうんですよね。

今回は、そんな私が従業員への注意・指導を経験するなかで気づいた、「注意した後の接し方」について書いてみます。

注意すると、私の方がその事を引きずっていた

飲食店で注意が必要になるのは、大きな問題ばかりではありません。元気がなく接客にもそれが出ていたり、私語が多くなって下げものがそのままになっていたり。店全体を見れば、店長として声をかけた方がいい場面は日常的にあります。

もちろん、何でもかんでも注意していたわけではありません。それでも必要だと思ったことは、店長として伝えなければならない。

ただ、私は注意した後の相手の表情が苦手でした。さっきまで普通に話していた従業員の顔が変わると、「言わない方がよかったかな」「嫌われたかな」と、私の方が少し引きずってしまうんです。

注意されて、うれしい人はあまりいません。頭では分かっていても、実際に目の前で反応を見ると気になるものです。店長として言うべきことは言わないといけない。でも、人間関係を悪くしたいわけでもない。当時は、その間でよく悩んでいました。

それでも、伝えるべきことは伝える

気まずくなるのが嫌だから注意しない。それも違うと考えていました。

私には、「この店をもっと良い店にしたい」という思いがあり、それは普段から従業員にも繰り返し伝えていました。そして、言葉だけにならないよう、自分が一番動くことも意識していたんです。

店長が動かずに「あれやって」「これやって」と言うだけでは、なかなか伝わりません。まず自分が動く。そのうえで、店として大切にしたいことは従業員にも伝える。その積み重ねがあったので、私が何を大切にしているのか、なぜ注意や指導をするのかは、従業員にもある程度伝わっていたのではないかと思います。

ただし、普段から思いを伝えているからといって、どんな注意の仕方をしてもいいわけではありません。感情に任せて怒ったり、相手を傷つけるような言い方をしたりしないよう、私自身も気をつけていました。

注意した後ほど、普通に接する

何度も注意や指導を経験するうちに、少しずつ考え方が変わっていきました。

注意したことを、店長である自分まで引きずる必要はない。

むしろ、注意した後ほど普通に接する。

必要なことはその場できちんと伝える。でも、その話が終わったらいつもどおりです。普通に話しかけるし、一緒に仕事もする。良い仕事をしていれば、それはそれでちゃんと伝えるようにしました。注意したことと、その人自身との関係は別です。店長までよそよそしくなってしまえば、相手も「まだ怒っているのかな」「嫌われたのかな」と感じるかもしれません。

それでは、本来伝えたかったこととは別のところで関係が悪くなってしまいます。

注意や指導は、相手との関係を悪くするために行うものではありません。店を良くするため、そして本人にも必要なところを改善してもらうために行うものです。そう考えられるようになってから、注意した後の気まずさも少しずつ引きずらなくなりました。

注意する前から、関係づくりは始まっている

今振り返ると、注意するときの言葉選びだけを考えても足りないと感じます。

普段ほとんど話さない店長から、問題があったときだけ突然注意される。従業員からすれば、「普段は何も言わないのに、こんなときだけ言うんだ」と感じることもあるでしょう。だからこそ、普段の仕事の中でコミュニケーションを取っておくことが大切です。店をどうしていきたいのかを伝えて、従業員の仕事を見て、そして、店長自身がとにかく動く。

特別な飲み会を開いたり、友達のように仲良くしたりすることだけが、関係づくりではありません。日々の仕事の中で少しずつ積み重ねていくものです。私自身、最初からうまくできていたわけではありません。注意した相手の顔を見て、私の方が気まずくなり、その後まで引きずっていました。

それでも店長を続けるなかで、自分なりの接し方が少しずつ分かってきました。必要なことはきちんと伝える。でも、その話が終わったら普通に接する。

注意した後ほど、普通に接する。今振り返っても、従業員との関係をつくるうえで大切にしたいことの一つかな、思っています。

皆様は従業員に対して上手に注意できていますか?

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