ハラスメントを経験しても、キャリアは終わらない|傷ついた後の働き方を考える

こんにちは、nobuです。

ハラスメントや、職場で自分を否定されるような経験をすると、その場所を離れたあとも苦しさが残ることがあります。

「自分にも原因があったのではないか」「次の職場でも同じことが起きるのではないか」と考え、自信を失ってしまうこともあるでしょう。私自身も、前職での経験を引きずりながら、これからの働き方を考えてきました。

それでも今、振り返って思うことがあります。

ハラスメントを経験したからといって、キャリアまで終わるわけではありません。

この記事では、前職で傷ついたあと、転職活動や新しい職場への不安と向き合いながら、少しずつ自信を取り戻していった過程について書いていきます。

前職で感じた組織の問題や、「従業員ファースト」という言葉と実際の職場との違いについては、こちらの記事にまとめています。

従業員ファーストが機能しない職場|現場で感じた組織の問題

職場を離れても、傷ついた気持ちはすぐには消えなかった

前職では、責任を取るべき立場の人が判断を避けたり、都合の悪いことを部下に押しつけたりする場面を何度も見てきました。

強い言葉で責められたり、自分の考えや仕事を否定されたりする中で、私は少しずつ会社への信頼を失っていきました。

それでも当時は、「自分がもっと頑張れば状況は変わるかもしれない」と考えていました。

仕事で結果を出せば認めてもらえる。誠実に向き合い続ければ、いつか分かってもらえる。そんな気持ちがあったからこそ、簡単には離れられなかったのだと思います。

けれど、職場を離れると決めても、それまでに受けた傷がすぐに消えたわけではありませんでした。

会社を辞めれば、気持ちも切り替わると思っていたのですが、実際には離れたあとになってから、悔しさや虚しさが強くなることもありました。

失ったのは仕事だけではなく、自分への自信だった

ハラスメントや否定的な言葉が続くと、自分の仕事だけでなく、自分自身の価値まで分からなくなることがあります。

私も、次第に「自分の考え方がおかしいのではないか」「自分には仕事をする力がないのではないか」と感じるようになっていました。

振り返ってみると、能力が突然なくなったわけではありません。

それまで積み重ねてきた経験や、仕事に向き合ってきた姿勢も、消えたわけではありませんでした。

ただ、否定される状況が続いたことで、自分の力を信じられなくなっていたのだと思います。

ハラスメントによって傷つくのは、経歴だけではなく、自分を見る目なのかもしれません。

転職活動では、前向きになれない日もあった

転職を決めたからといって、すぐに気持ちを切り替えられたわけではありません。

求人を見ても、「自分にできるだろうか」と不安になる。選考が進んでも、「また人間関係で苦しむのではないか」と考えてしまう。

前の職場での経験があるからこそ、新しい環境を信じることが怖くなっていました。

それでも、今の場所に居続けることが、自分にとって本当に良いのかを考えました。

無理をし続けることだけが、仕事に向き合う姿勢ではありません。

自分の心を守るために環境を変えることも、働き続けるために必要な選択です。

そう考えられるようになってから、転職は「逃げること」ではなく、「これからを選び直すこと」だと思えるようになりました。

次の職場が決まり、少しだけ自信が戻った

その後、無事に次の転職先が決まりました。

決まったときは、胸の奥に沈んでいた重さが、少し軽くなったように感じました。

新しい職場が決まったからといって、前職での経験がすべて消えたわけではありません。新しい仕事や人間関係に対する不安も、もちろん残っていました。

それでも、「もう一度、自分を必要としてくれる場所があった」と感じられたことは、自信を取り戻す小さなきっかけになりました。

傷ついたあとに必要だったのは、大きな成功ではなかったのだと思います。

誰かに仕事を任せてもらうこと。自分の話を聞いてもらうこと。昨日できなかったことが、今日は少しできるようになること。

そうした小さな積み重ねが、失っていた自信を少しずつ戻してくれました。

新しい職場では、以前の自分と比べすぎない

環境が変わると、仕事の進め方や求められることも変わります。

私自身、これまで現場で働くことが多かったため、事務の仕事では慣れないことがたくさんありました。

パソコン操作やメール対応、社会保険や労働保険の手続きなど、覚えることも少なくありません。間違えて自信をなくし、「やはり自分には向いていないのではないか」と思うこともありました。

ただ、そこで前職と同じように、自分を追い込みすぎないことを意識しました。

できない自分を責め続けるのではなく、「次はどうすればできるか」を考える。

最初から完璧にできることを目指すのではなく、昨日より一つ分かることを増やす。

その積み重ねによって、少しずつ新しい仕事にも慣れていきました。

信頼できる人と働くことの大切さ

前職での経験を通して、仕事の内容だけでなく、誰と働くかも大切だと感じるようになりました。

立派な制度があることや、役職が高いことだけでは、安心して働ける職場にはなりません。

困ったときに相談できること。分からないことを聞けること。失敗したときに、人格まで否定されないこと。

働くうえでは、そうした当たり前に見える関係が、とても大きな意味を持ちます。

私が新しい職場で大切にしたいと思ったのは、派手な条件ではなく、誠実に向き合える人たちと信頼関係を築くことでした。

自分も相手を尊重し、分からないことは素直に聞き、失敗したときは次に生かす。

前職で失いかけた「誠実に働きたい」という気持ちを、新しい場所では大切にしていきたいと思いました。

ハラスメント後のキャリアで大切にしたいこと

ハラスメントを経験したあと、すぐに前向きになる必要はありません。

傷ついた気持ちが残っているなら、まずはその状態を否定しないことが大切です。

私自身の経験から、特に意識したいと感じたのは、次のようなことでした。

  • 自分が弱かったからだと決めつけない
  • 前の職場での評価だけを、自分の価値にしない
  • 転職を逃げではなく、環境を選び直す行動として考える
  • 新しい職場では、最初から完璧を目指さない
  • 小さくできたことを、自分で認める

傷ついたあとのキャリアは、過去をなかったことにして進むものではないと思います。

つらかった経験を抱えながらも、自分を守る方法や、自分に合った働き方を少しずつ知っていく。

その過程も、自分のキャリアの一部です。

ハラスメントを経験しても、キャリアは終わらない

ハラスメントを経験すると、働くことそのものが怖くなることがあります。

これまで積み重ねてきた経験に意味がなかったように感じたり、自分にはもう働けないのではないかと思ったりすることもあるでしょう。

けれど、一つの職場で受けた評価が、その人のすべてを決めるわけではありません。

その職場では理解されなかった強みが、別の場所では必要とされることもあります。

前の環境では発揮できなかった力を、新しい環境で少しずつ取り戻せることもあります。

職場を離れることは、キャリアを捨てることではありません。

自分を守りながら、これからも働き続けるために、進む場所を変えることです。

最後に

私は、前職での経験を完全に乗り越えたわけではありません。

今でも当時を思い出し、悔しさや悲しさを感じることがあります。

それでも、新しい環境で仕事を覚え、少しずつできることが増える中で、自分への見方も変わってきました。

過去の職場で大切にされなかったからといって、自分に価値がないわけではありません。

仕事で傷ついたとしても、これからの働き方まで諦める必要はありません。

今の職場で苦しんでいる方や、過去の経験によって次へ進めずにいる方が、自分を責めすぎず、これからの道を考えるきっかけになればうれしいです。

私自身のこれまでの経験や、このブログを書いている理由については、こちらのプロフィールページにまとめています。

「磨くヒト」を書いているnobuのこれまで

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