こんにちは、nobuです。
休職して間もない頃の私は、「何をすれば回復するのだろう」「早く元の生活に戻らなければ」と、休職中の正しい過ごし方を探していました。
けれど、今振り返ると、休職中に一番大切だったのは、何かを始めることではありません。
とにかく、回復を最優先にすることでした。
頭では分かっていても、「早く復帰しなければ」と焦ったり、「こんなに休んでいていいのかな」と罪悪感を抱いたりして、うまく休めない人も多いのではないでしょうか。
私自身も、最初はそうでした。
家にいても職場のことが頭をよぎり、メールや仕事の内容を思い出してしまう。体は職場から離れているのに、頭の中はずっと仕事を続けているような状態でした。
これでは、休んでいることにはなりません。
あるとき、「このままでは回復しない」と気づき、休職中の過ごし方を見直しました。
そこで、自分を回復させるために決めたのが、次の3つのルールです。
- 寝る
- 休む
- ストレスの原因からとにかく離れる
どれも、当たり前のことに見えるかもしれません。
けれど、心や体が弱っているときは、その当たり前のことさえ、うまくできなくなります。
これは、誰にでも当てはまる正解ではありません。私が自分を守り、回復するために、自分自身に課した3つのルールです。
今、休職中の過ごし方が分からずに悩んでいる方にとって、私の経験が少しでも参考になればうれしいです。
1.寝る
まずは、とにかく睡眠を優先しました。
うつ病になると、眠れなくなる人もいれば、反対に一日中眠ってしまう人もいると思います。
私の場合は眠れない日が多く、寝不足によってさらに気分が落ち込むという悪循環に陥っていました。
そこで、昼夜を問わず、眠れるときには眠ることにしました。
「昼間に寝たら、夜に眠れなくなるのでは」と心配になることもありましたが、休職したばかりの頃は、生活リズムを整えることよりも、まず睡眠を確保することを優先しました。
眠れないときも、「眠らなければ」と無理に力を入れない。目を閉じて横になり、体を休ませるだけでもいいと考えるようにしました。
それでも、眠れない日が続きました。
私は最初、睡眠薬を服用することに抵抗がありました。副作用があるのではないか、薬に頼り続けることになるのではないかと、不安に感じていたからです。
そこで、主治医に自分の不安を率直に伝えました。
副作用や依存性について説明を受け、自分の希望に合う薬を主治医と相談しながら決めました。
私の場合、服用すると7〜8時間ほど眠れるようになり、日中に強い眠気が残ることもありませんでした。しっかり眠れるようになったことで、心と体を休ませる大きな助けになったと感じています。
もちろん、薬の効果や副作用の現れ方は人によって異なります。
眠れない状態が続いている方は、一人で抱え込まず、主治医に相談してみてください。服用するかどうかも含めて、不安に感じていることをしっかり伝え、自分に合った方法を一緒に考えることが大切だと思います。
2.休む
次に大切なのは、体だけでなく、脳や心まで休ませることです。
休むというと、横になったり、仕事をしなかったりすることを思い浮かべるかもしれません。
けれど、体を横にしていても、頭の中で仕事や将来のことを考え続けていたら、脳は休めていません。
「あの仕事はどうなっただろう」
「復職したら、また働けるだろうか」
「このまま休んでいて大丈夫なのか」
そんなことを考えている間も、頭はずっと動き続けています。
私も家にいるはずなのに、心の中ではいつまでも職場にいるような状態でした。
休むとは、何もしないことだけではありません。
考えなくてもいいことは、今は考えない。答えを出さなくてもいいことは、いったん横に置く。今後のことを決めたり、自分の人生を整理したりするのも、心と体が少し回復してからでいいのです。
あなたは心も体も、これまでフルに使ってきたのだと思います。
だから今は、さらに頑張るときではありません。
熱を持った機械をいったん止めるように、働き続けてきた脳と心をクールダウンさせる時間が必要です。
私も最初は、「せっかく時間があるのだから、何かしなければ」と考えていました。家事をしたり、趣味に取り組んだり、今後について調べたりして、時間を無駄にしないようにしていたのです。
けれど、それでは休んでいるつもりで、別のことにエネルギーを使っているだけでした。
何もしないことに、罪悪感を持たなくてもいい。
ぼんやりする。横になる。静かな部屋で過ごす。ただ時間が流れるのを待つ。
それも、回復するために必要な時間です。
私はスマホやニュース、SNSからも距離を置きました。情報が入ってくるたびに何かを考えたり、他人と自分を比べたりして、気づかないうちに脳が疲れていたからです。
今の自分にとって負担になるものは、無理に見なくてもいい。
体も、心も、脳も、とにかく休ませる。それが、当時の私に必要なことでした。
3.ストレスの原因からとにかく離れる
私にとって大きなストレスの原因だったのは、義兄と一緒に働いていた会社での出来事でした。
一つは、プロデューサーから受けたパワハラです。
会社を離れてからも、そのときに言われたことや、職場で起きた出来事が何度も頭に浮かんできました。ふとした瞬間に思い出し、気持ちが一気に当時へ引き戻されることもありました。
そして、もう一つは過酷な労働環境です。
長時間労働が続き、残業代も支払われない。今振り返れば、心と体に大きな負担がかかる働き方でした。
ただ、当時の私は、その環境を過酷だとは考えていませんでした。
義兄のために頑張りたい。会社のために力になりたい。
今はつらくても、この努力を続けていれば、いつか報われる。
そう信じていたからこそ、自分がどれほど無理をしているのかに気づけなかったのだと思います。
会社を辞めたあとに労務を学び、労働時間や残業代、働く人を守るためのルールを知りました。そこで初めて、自分が置かれていた労働環境が、想像していた以上に過酷だったことに気づいたのです。
ただ、会社を辞めたからといって、すぐにその影響から離れられたわけではありません。
SNSを開けば、会社や関係者の情報が目に入ります。自分から調べるつもりがなくても、おすすめの投稿や過去の検索履歴から、関連する情報が表示されることもありました。
目に入るたびに記憶がよみがえり、心がまた当時へ引き戻されます。
そこで私は、すべてのSNSを見るのをやめました。
検索履歴も消し、会社や関係者の情報が自分の生活に入ってこないよう、徹底して遮断しました。
少し極端に見えるかもしれません。
けれど、回復するためには、それくらい徹底して距離を置く必要があったのだと思います。
ストレスの原因から離れるとは、会社に行かないことだけではありません。
目に入れない。調べない。思い出すきっかけを減らす。
物理的に離れるだけでなく、自分の生活の中に入り込んでくる経路まで閉じることが大切でした。
今は、無理に向き合わなくていい。
過去のことを整理したり、これからの働き方を考えたりするのは、心と体がもう少し回復してからでも遅くありません。
まずは、自分を苦しめたものから徹底して離れる。それが、私にとって回復への大きな一歩になりました。
最後に
休職中に最も大切なのは、回復を最優先にすることです。
何かを学んだり、新しいことに挑戦したり、早く生活リズムを整えたりする必要はありません。
まずは、寝る。
そして、体だけでなく、心や脳までしっかり休ませる。
さらに、自分を苦しめたストレスの原因から、物理的にも精神的にも距離を置く。
これは、誰かに押しつけたい過ごし方ではありません。
私が自分を守り、少しずつ回復するために、自分自身に課した3つのルールです。
休職すると、「何もしていない自分」を責めてしまうことがあります。
けれど、眠ることも、横になることも、考えるのをやめることも、ストレスから離れることも、すべて回復するために必要な行動です。
何もできない日は、何もしなくていい。
あなたはこれまで、心も体も使い続けてきたのだと思います。今は無理に前へ進むのではなく、いったん立ち止まり、十分にクールダウンする時間です。
焦らなくても大丈夫です。
私は、寝る。休む。離れる。
この3つを意識しながら、少しずつ心と体を休ませていきました。
このルールはあくまで私が自分自身のために、作ったルールです。ルールと聞くと守らなければいけない義務が生じて、心に逆効果にならないためにあなた自身の休職中の過ごし方を考えてみてください。
しっかり休んであなたが回復することが一番なので。


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