※この記事は、2024年7月に心療内科へ通い始めた頃の気持ちを残したものです。
その後、私は休職や復職、再び体調を崩した経験、パニック発作など、さまざまな出来事を経験しました。
今振り返ると、当時はまだ自分の状態を十分に理解できていなかったと思います。それでも、初めて医療機関を受診し、治療を始めたときの戸惑いや安心感は、今も大切な記憶として残っています。
この記事では、当時の気持ちをできるだけそのまま残しながら、現在の私から見た補足も加えています。
「まさか自分が」と思いながら、心療内科を受診した
こんにちは。
最近、心療内科に通い始めました。
正直に言うと、それまではずっと「自分は大丈夫」「まさか、自分がうつ病になるなんて」と思っていました。
けれど、気づけば毎日がしんどくなり、朝起きることもつらくなっていました。何をしていても心が晴れず、以前のように動けません。
それでもしばらくは、「疲れているだけ」「もう少し頑張れば戻れる」と考えていました。
病院へ行くほどではない。自分で何とかできる。そんな思いもあったのだと思います。
しかし、つらさが続く中で、「このままではまずいかもしれない」と感じ、ようやく心療内科のドアを開けました。
現在は、医師から処方された薬を服用しながら、少しずつ生活を立て直そうとしています。
病院へ行くことにも、薬を飲むことにも抵抗があった
心療内科を受診するまでには、戸惑いがありました。
病院へ行ったら、本当に自分が病気だと認めることになるような気がしたからです。
薬を処方されたときにも、心のどこかで考えていました。
「自分は、それほど弱くないはず」
「薬に頼ってもいいのだろうか」
今思えば、病気になったことと、自分の弱さを結びつけていたのだと思います。
けれど、診察の中で医師から、今の状態を整えるために薬の助けを借りる方法があることを説明してもらいました。
その話を聞いたとき、少し肩の力が抜けました。
薬を飲むことは、自分の弱さを認めることではありません。
今の自分に必要な治療を受けることなのだと、少しずつ考えられるようになりました。
すぐに変化を感じられず、不安になった
薬を飲み始めたからといって、すぐに気持ちが楽になったわけではありませんでした。
当時の私は、飲み始めて間もない頃に「本当に効いているのだろうか」と何度も考えていました。
昨日と今日で大きな変化があるわけではありません。
朝のつらさもあり、気持ちが沈む日も続きました。
それでも、ある日ふと、「昨日より少しだけ楽かもしれない」と感じる瞬間がありました。
ほんのわずかな変化でしたが、そのときの私には、小さな希望になりました。
大きく変わることばかりを求めず、少し眠れたことや、昨日より食事が取れたことなど、小さな変化にも目を向けてみようと思うようになりました。
なお、薬の効き方や変化が現れるまでの期間には個人差があります。飲み始めたばかりの段階で、自己判断によって薬を増減したり中断したりせず、不安なことは医師や薬剤師へ相談することが大切です。
副作用や不安を、我慢せずに伝えてよかった
薬を飲み始めたあと、眠気が強くなったり、体のだるさを感じたりすることがありました。
最初は、「薬を飲んでいるのだから、このくらいは我慢しなければ」と考えていました。
けれど、診察の際に医師へ伝えると、薬の飲み方や今後の対応について相談することができました。
そのとき、薬について困っていることを伝えてよいのだと、初めて実感しました。
薬を飲んだあとに感じた変化が、薬によるものなのか、もともとの体調によるものなのかを、自分だけで判断することは難しいものです。
だからこそ、眠気やだるさ、不安の強まりなど、気になったことを簡単に記録し、診察で伝えることが大切なのだと思います。
副作用が疑われる症状がある場合も、自己判断で服用を中止せず、主治医や薬剤師へ相談することが案内されています。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
薬だけですべてを解決しようとは考えなかった
当時の私は、薬を飲み始めれば、それだけで以前の状態に戻れるのではないかと、どこかで期待していました。
けれど、実際の療養生活では、薬だけでなく、休むことや生活の負担を減らすことも必要でした。
私が当時、無理のない範囲で意識しようとしていたのは、次のようなことです。
- 少し余裕がある日は、朝の光を浴びる
- 夜はスマートフォンを見る時間を減らす
- 入れそうな日は、ゆっくりお風呂に入る
- 何もできない日は、自分を責めずに休む
もちろん、すべて毎日できたわけではありません。
朝に起き上がれない日もあり、お風呂に入ることすら難しい日もありました。
できない日があるたびに、「治す努力が足りないのではないか」と考えてしまうこともありました。
しかし今振り返ると、その頃に必要だったのは、生活を完璧に整えることではなく、心と体を休ませることだったと思います。
受診したことで、自分の状態を一人で抱えなくてよくなった
心療内科を受診したからといって、不安がすべてなくなったわけではありません。
それでも、今の自分の状態を医師に話し、今後について相談できる場所ができたことは、安心につながりました。
受診するまでは、つらさの程度も、病院へ行くべき状態なのかも、自分一人で判断しようとしていました。
「まだ頑張れる」
「もっと大変な人もいる」
そう考え、自分のつらさを小さく扱っていたのだと思います。
けれど、受診するために、限界まで我慢しなければならないわけではありません。
眠れない、食事が取れない、仕事や日常生活に支障が出ているなど、これまでと違う状態が続いているなら、医療機関へ相談することも選択肢の一つです。
私の場合は、「このままではまずいかもしれない」と感じたことが、受診するきっかけになりました。
当時の私が、同じように悩んでいる人へ伝えたかったこと
今、この文章を読んでいる方の中にも、「まさか自分が」と思いながら、病院を受診した方がいるかもしれません。
薬を飲むことや、病院へ通うことに、戸惑いを感じている方もいると思います。
私も、まだ治療を始めたばかりでした。
これからどうなるのか分からず、「本当に元の生活へ戻れるのだろうか」と不安になることもありました。
それでも、病院を受診したことは、自分の状態と向き合い、自分を守るための最初の一歩だったと思います。
薬を使うことも、診察を受けることも、誰かに助けを求めることも、弱さではありません。
今の自分に必要な助けを受けるための選択です。
2026年の今、当時を振り返って思うこと
この記事を書いた2024年7月の私は、心療内科へ通い始めたばかりでした。
その後、休職し、少しずつ回復して復職した時期もありました。その一方で、再び心身の調子を崩したり、パニック発作を経験したりすることもありました。
当時は、治療を始めれば、そのまま少しずつ元の自分へ戻っていけるのではないかと思っていました。
けれど実際の回復は、私が想像していたほど単純ではありませんでした。
良くなったと思ったあとに、再び調子を崩す。以前できていたことが、急にできなくなる。
そんな波を経験する中で、「一度良くなれば終わり」ではなく、そのときの状態に応じて、医師へ相談しながら治療や休み方を考えていくことが大切なのだと感じるようになりました。
また、当時は薬について「自分を元に戻してくれるもの」のように考えていた部分もありました。
今は、薬だけに答えを求めるのではなく、休養、生活環境、人間関係、働き方なども含めて、自分の心と体を支えていく必要があると考えています。
それでも、あのとき病院のドアを開けたことは、間違いではありませんでした。
むしろ、自分だけで抱え込み続けるのをやめるために、必要な行動だったと思っています。
その後の経験について
心療内科を受診したあと、私は休職や復職、体調の波を経験しました。
休職直後から復職を考えるまで、どのように過ごしてきたのかについては、こちらの記事にまとめています。
良くなったと思ったあとに再び調子を崩す、回復の波についてはこちらで書いています。
また、その後に経験したパニック発作については、こちらの記事に記録しています。
最後に
この記事を書いた当時の私は、先の見えない不安の中にいました。
それでも、病院へ行き、薬を受け取り、「ここから少しずつ立て直していこう」と考えていました。
今の私から見ると、当時はまだ分かっていないこともたくさんあります。
けれど、「自分は大丈夫」と無理を続けるのをやめ、医療機関へ相談したことは、その後の自分を守るために必要な一歩でした。
心や体のつらさが続いている方も、すべてを一人で判断しなくて大丈夫です。
家族や信頼できる人、医療機関などへ、今の状態を話してみてください。
この記事が、治療を始めたばかりの方や、受診することに迷っている方にとって、自分を責めすぎず、必要な助けを受けるきっかけになればうれしいです。

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