こんにちは、nobuです。
飲食店で働いていた頃、社長から「説明が下手」と言われたことがあります。当時の私は、その言葉が結構気になってしまい従業員に指示を出すことにはそれほど困っていなかったものの、人に何かを教えることには少しずつ引け目を感じるようになっていました。
いつの間にか、自分は人に説明するのが苦手なんだと、どんどん深みにはまっていったのを今でも思い出します。
「説明が下手」で自信をなくした
店長として働いていると、従業員に仕事を教えたり、お店の営業について説明したりする機会がたくさんあります。そんな中で説明が下手だと言われ、自分の伝え方に自信が持てなくなりました。
そこで私は、自分ですべてを教えるのではなく、教育が得意な従業員に教育担当を任せることにしました。今振り返ると、これは悪い判断ではなかったと思います。店長だからといって、何でも自分でやる必要はないですし、自分より得意な人がいるなら、その人に任せる。それも一つの適材適所かなと思っています。
ただ、当時の私は教育を任せる一方で、自分は説明が苦手なんだという気持ちも持っていました。
一つの評価を、自分の能力そのものだと思い込んでいたのかもしれませんね。
環境が変わると、自分の見え方も変わった
その会社を辞め、転職活動をしたり、労務の仕事に就いたりしてから、自分に対する見方が少しずつ変わっていきました。
経営者や担当者と話していると、自分の経験を交えて説明するときや、自信を持って話せる内容には自然と熱が入ります。どうすれば分かりやすく伝わるのかを考えながら話すことも、私は嫌いではありません。
むしろ、熱意を持って人に説明することは、自分の得意なことの一つなのかもしれない。
以前とは、説明することに対する自分の見方が変わっていました。もちろん、当時の私が説明上手だったという話ではありません。うまく伝えられていない場面も、きっとあったかもしれませんが。
ただ、それだけで説明が苦手な人と決まるわけでもなかったのだと思いました。
一つの場面だけで、その人を決めない
この経験から、店長や会社が従業員を見るときにも、一つの場面だけで得意・不得意を決めないことが大切だと考えるようになりました。
接客がうまくいかない。人に教えるのが苦手そう。リーダーを任せたけれど、思うようにいかなかった。仕事をしていれば、こうした場面はあります。でも、そこでその人の得意・不得意まで決めてしまうのは、少し早いかもしれません。
伝え方を変えてみたり、任せる仕事を変えてみたり、別の角度から、その人を見てみる。
環境や役割が変われば、それまで見えていなかった強みが出てくることもあります。私自身、環境が変わったことで、説明することに対する自分の見方が変わりました。だからこそ、店長や会社にも一度試してみてほしいと思っています。
苦手だと決める前に、別のやり方ならどうだろうと考えてみる。
人の得意・不得意は、一つの場面だけでは分からないものではないでしょうか。
人を見る側だからこそ
店長だった頃の私は、人を育てる側でした。一方で、自分自身も誰かから評価される一人の従業員でした。
その両方を経験した今、人の得意・不得意を簡単に決めつけないようにしています。
もちろん、得意な人に任せることも大切です。私が教育担当を置いたように、それぞれの強みを生かすことも店長の役割でしょう。ただ、その前に少しだけ考えてみる。今うまくできていないのは、本当にその人が苦手だからなのか。それとも、伝え方や任せ方、環境を変えれば力を発揮できるのか。
人には、自分でもまだ気づいていない強みがあるかもしれません。私自身、それに気づくまで少し時間がかかりました。
だから今は、人を見るときに簡単に決めつけないことを大切にしています。
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